工学技術計算に Excel をお使いの場合は、比較してみてください

Excel は本来、行と列を用いて基本的な会計や財務の数値を表にし、計算するために設計されたツールです。その後、数式機能が追加されるなどの進化を経てきましたが、依然として当初のグリッド形式が使われています。

Excel は確かに便利ですが、エンジニアにとって最適なツールと言えるでしょうか？

Mathcad と Excel との大きな違い

Excel 上の工学技術計算式

Excel による工学技術計算

上の図は、典型的な技術計算が Excel でどのように見えるかを示しています。エンジニアリング知識を伝えようにも、複雑なセル参照やいくつもの括弧が障害となり、その意欲は簡単に失われてしまいます。Excel による計算式の作成はミスをしやすく、確認や検証作業も非常に大変です。また、Excelでは工学単位も使えないため、数式を見ただけでは、これが何の計算なのかを理解することさえ困難です。

PTC Mathcad Prime 上の工学技術計算式

PTC Mathcad による工学技術計算

PTC Mathcad はエンジニアのニーズに応えるために設計されました。上の図は Excel のサンプル数式と同じ内容ですが、PTC Mathcad の式はまさに数学の教科書で見られるような、自然な数式表記です。この表記なら、あらゆるエンジニアが確認および検証できます。さらに PTC Mathcad では数式に単位を使用できるため、これが力学的エネルギーの計算式であることをすぐに理解できます。

PTC Mathcad の工学技術計算へのアプローチ

PTC Mathcad を選ぶ理由は、Excel より優れた機能を備えているからです。

PTC Mathcad はエンジニアのために開発された、技術計算専用のアプリケーションです。数式を直感的に理解できるように可視化し、ホワイトボードのようなユーザーインターフェースで技術計算を簡単に定義、理解、操作できます。

自然な数式表記
単位認識機能
より高度な数式
文書化

自然な数式表記

数式表記や記号入力ができるため、簡単に数式を作成できます。数式は参考書のような見慣れた形で記述でき、通常の数式を解くときと同様、アルファベットとギリシャ文字を使用できます。

単位認識機能

PTC Mathcad では、単位の表記が混在していても自動で認識して変換できるため、単位変換エラーや丸め誤差を防止できます。ヤード・ポンド法とメートル法の自動変換も可能で、特定の用途に使用するカスタム単位も定義できます。

より高度な数式

PTC Mathcad では高度な数値計算やシンボリックな計算を可能にする 700 種類以上の組み込み関数を使って、代数、幾何、三角法、微積分、微分方程式を解くことができます。シンボリック計算機能により、手動の計算で発生しやすいミスを回避できます。

文書化

PTC Mathcad は、テキスト、数式、グラフィック、アノテーションを組み合わせて単一のワークシートに表示できる、単なる計算ツールを超えたエンジニアリングノートです。

mathcad_excel

PTC Mathcad と Excel との統合で両方のメリットを実現

エンジニアリングには Excel より Mathcad のほうが便利だと理解したからといって、Mathcad に移行するために Excel ファイルを捨てる必要はありません。Excel のデータ保存と Mathcad の計算および文書化という、それぞれの強みを活かし、2 つのプログラムを併用できるのです。Mathcad は Excel のデータを読み込み、Excel に更新があった場合は自動的に反映します。また、Mathcad のデータを再度 Excel ファイルに書き込むことも可能です。

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